先進的学習科学と工学研究会(ALST)

摘要

先進的学習科学と工学研究会(Advanced Learning and Science and Technology:以下,ALST研,http://sig-alst.jp/sig-alst/,主査:瀬田和久,主幹事:林佑樹)は,知的教育システム研究会を前身とし,約30年にわたり第1種研究会として活動しています.最も知的な活動である「学習」を対象として,その促進?支援のモデル化,システム化に関する研究課題に取り組hでいます.研究会名の一部となっている学習科学は,認知科学の成果をもとに学習プロセスを促進する仮説を立て,実践にょって理論の正しさや具体的促進法の有効性を立証しょうとする研究分野です.学習工学は,情報エ学?知識工学の成果をもとに学習プロセスを促進?支援するための技術道具をっくり出そうとする研究分野を指します[平嶋10].どちらも,「学習」を既存の知見や技術-方法の単なる応用?適用対象と見るのではなく,学習自体のもっ本質的な重要性を見いだそうとする思いが研究会名称に込められています.ょり良い学習,ょり良い思考を可能にする新しい学習の形態の提案.モデル化,そしてその支援?促進を可能にする日本発の独自の技術開発を追求しています.