ビヮさび症の発生原因と 防止対策

摘要

平成一八年に千葉県が品種登録した種子なしビヮ「希房」は、三倍体品種のため種子が形成されず、自然状態ではほとhど結実しない。そのため、種子なし果実を生産するためには、開花期と幼果期(一回目処理後三五-六〇日)の二回、花(果)房を植物成長調整剤(ジベレリン、フルメット液剤、以下植調剤)で浸漬処理を、温度を確保できる施設栽培において行う必要がある。「希房」は平成二〇年に初出荷を行い、市場関係者から高い評価を得たところであり、新規性、希少性が極めて高いことから、県内外から本格出荷が待ち望まれている。