犬の多中心型T細胞性リンパ腫?レスキュー療法 (通常のレスキュー療法例）

摘要

中型雑種犬,6歳齢,避妊済み雄，体重：9.8 kgo数日前より嘔吐と食欲不振を呈し紹介元病院を受診したと ころ，全身性のリンパ節腫大が認められたため，北海道大学動 物医療センタ一腫瘍科(以下.当センター）に紹介来院した。体表リンパ節の重度の腫大を認めた。細針生検(FNA)によ る細胞診にて中型の異型核を有する単一形態のリンパ球群を 認め，T細胞型リンパ腫が疑われた。後日，同サンプルの PARRにてT細胞性モノクロナリティ一力;'確認された。