触媒研究のための量子分子動力学シミュレータの開発

摘要

本稿では，筆者らがこれまでに取り組hできた触媒研究のための量子分子動力学シミュレータの開発とその応用について紹介したが，現状に満足ずるのではなく常に改良を続け，将来的に怯新しい手法の確立と触殊研究に少しでも貢現できれば,と考えている．なお本稿で紹介した研究成果は，宮本　 明教授，久保百司教授，高羽洋充准教授,Carlos A．Del Carpio准教授，畠山　 望准教授，坪井秀行准教授，古山通久助教，三浦隆治博士,笠原浩太君（現　 東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程後期2年生），大沼宏彰君（東北大学大学院工学研究科博士課程後期1年生），小野寺　 拓君（東北大学大学院工学研究科博士課程後期1年生），稲葉賢二技術補佐員，中村勝善技術補佐員との共同研究によるものである。 ここに探謝する。