新潟県における産官学連携ロボット開発－次世代ロボット産業を目指して

摘要

新潟県では産官学連携により「ロボカップジャパンオープン2003新潟ロボット開発用キット（ロボカップ小型リーク(F-180)のロボット開発用）」を開発した（以下本開発用キットと略記）本開発用キットでは油空圧技術は用いられていない。 しかしロボット開発は多様化が進hでおり、今後は同様な産官学連携による油空圧ロボット開発が行われることが考えられる。 よってここでは未来の油空圧ロボット開発の参考として、2001年末のロボット開発開始から2003年5月のロボカップジャパンオープン2003新潟まで、「学」の立場で参加した産官学連携ロボット開発事例を紹介する。 本開発は新潟県、エフテック㈱、㈱マイクロビジョン、長岡技術科学大学の連携により行われたが、本稿の内容は著者独自の意見であり他団体のものとは独立している。