触覚呈示デバイスを用いたなぞり感覚の呈示

摘要

人間どうしのコミュニケーションにおいては、言語に加えて視覚、聴覚、触覚といった五感が有効に括用されている。特に対面対話においてはジェスチャやスキンシップが、また対象物を用いた会話や議論においては、触覚や力覚などの、身体や動作を元にしたコミュニケーション手段が大きな意味を持つことが少なくない。 このようにコミュニケーションとは、身体や感覚を通した情報のやりとりであるというこ占ができ、これを計算機を利用して支援、活性化しようとする多く甲操案がなされている。 現在、視覚や聴覚情報の呈示、あるいはこれらの情報を実世界の対象物と融合して呈示しようとする据案がみられるが、触覚やカ覚を直接、一身休部呼に感賞と．して呈示しようとするものは、これまでに有効な成果が得られていない。またこれらの成果を遠隔コミ．早チケ⊥ションや拡張現実感の呈示に利用する研究も進め与れているが、相手や対象物の存在感を、触覚や力覚として感じることができるコミュ二ケーションの妥現には、未だ課題も多い。