複数回の揉捻工程で茶葉の乾燥はどうなるか.

摘要

「どのようなお茶が求められているのか」これは茶業関係者であれば誰もが気になる話だと思います。最近はドリンクを筆頭として全自動ティ—サ—バ—も発売され、半発酵、国産紅茶など多種多様な消費者の嗜好と生活に適したお茶が作られるとともに、それに応じた研究が行われております。お茶の裾野が広がった結果として高級茶を求める消費者も現れ、この先このような消費者が増える可能性もあります。「もっと良い普通煎茶とは何なのか」という定義は様々かと思いますが、製茶機械の誕生には「手揉み」が存在しています。これに近づけることも一つの目標だと考えるとともに、当機構でこそできる少し先に求められる可能性がある技術ということでこの研究は始まりました。