【ワールドリポ—卜——世界の最新農産物事情】早くも豊作見通しが語られる世界の新穀小麦生産

摘要

日本の節季では、春はまだ名のみの頃を「啓蟄」と呼び、地中で休眠中の虫が^の気配を察して動きはじめる時期になる。そうした風流を持ち合わせていないアメリカ社会は、3月川口から時計の針を1時間進めて早卜くも夏時間に移行したハ世界の穀物産地に日を向けると、南米諸aでは大豆の収穫作業が半ばを超え、トゥモロコシの収穫も本格化している。すなわち、北半球を基準にした2018/2年度の世界穀物生産はn.取終段階を迎えているが、南米諸国がまずまずの豊作見込みとなり-なかでもアルゼンチンは昨年の早魃から一転して今年は降雨がちの天気に患まれ、ブラジルの二期作トウモ口コシも良好な生宵環境が保たれて、昨年の様な作柄懸念が解消した。昨年秋から太平洋赤.迫域に出現したエルニー二ョ現象が、南米産地に穏やかな天気をもたらしたが、世界各地の気象台はこのやや弱いエルニ — ニョ現象が向こう3か月あまり持続すると予報しているい。