協同組合間提携によるnon－GMO牛乳の生産と消費--グリーンコープ連合とJA菊池を事例として--

摘要

我が国において末許可の遺伝子組換えとうもろこし「スターリンク」が検出されたGMO問題は．日米協議にまで発展し．輸出前検査を行うことで合意に達したものの，今なお，固ごとに異なる認可ー品種，分弧表示規制，検査、評価方法等，課湯が山積しており．また平成13年4月より，表示制度が開始されたこともあって，今後その動向が注目される．　こうした状況下，生協と農協、生産農家が連携を図り，搾乳牛に遺伝子組換え原料を一切給与せずに生産される「non-GMO牛乳」の供給がグ1）ーンコープで行われている．non-GMO牛乳とは，搾乳期間中，飼料原料を完全に非道伝子組換え作物に切り替えて生産された牛乳であり，現在.　 グリーンコープが最も力を入れている商品の1つである．飼料原料から遺伝子組換え作物を－切排除した画期的な牛乳で，平成10年5月より供給が開始された，ちなみに，グリーンコープで供給されている牛乳はすべてnon-GMO牛乳である．