再生医療研究の基盤を支える実験動物業者の取り組み

摘要

ブタは古来より家畜として人類に利用されてき たなじみの深い動物であり，ヒトと解剖学的.生 理学的な類似性が見出されてからは実験動物とし ての有用性が注目され，今日では主要な実験動物 の1つに数えられるものとなった。世界的な動き として，動物倫理の観点からィヌゃサルといった 動物を使用する実験を制限する方向に向かってい るなか，すでに海外ではそれらの代替動物として 広く利用されており，日本においても近年の販売数（=使用数）は増加傾向を続け，2016年度にお いては中型実験動物の代表格であったィヌの使用 数に迫る勢いを示している（日本実験動物協会の 実験動物総販売数調査より）。