早生リンゴ「さhさ」の大玉果実生産と着果管理

摘要

富山現におけるリンゴ栽培は、昭利四十年代前半まで、寒冷地に比べ生育期問の気温が高いことから、早期収穫が可能な「祝」、「旭」などの早生品種を主体とした産地を形成していた。 その後、昭利五十年代に人り、消費者から食味の良いリンゴの要望が強まったことから、晩生品種「ふじ」　 への志向が強まり、同時に早生品種も「つがる」　 へと品種更新が行われた。 しかし、「つがる」は本県では成熟期が高温となるため着色、日もち性が不充分で、また、収穫前落果も多いといった間題を有することから次第に栽培面積が減少し、現在では「ふじ」　 の栽培面積が七〇％以上と、偏重した品挿構成となっている。