土のしくみ: 水持ちと水はけ

摘要

水持ち（保水性）と水はけ（透水性)、一見相反する性質のようだが、 作物の根に水と空気を供給できるよい土には必要不可欠な条件だ。ぬら した親指と人差し指を近づけるとその間に水がたまる力ミ'、指を放すと水 が切れてしまう。それと同じ理屈で、乾いた土に水をかけると土の中の小さな隙間（間隔が0.1mm以下のすきま）には水がたまり、大きな隙間 (間隔が0.1mm以上のすきま）では水が下層に流れてしまいたまらない。 その代わり、水が流れた後に新鮮な空気が土の中まで入り込hでくる。