カンパニユラ、メジュウムの開花調節技術

摘要

カンパニユラ、メジュウムは釣り鐘状の花を多数つけるキキョウ件の2年草で、切り花として人気の高い花である。この花は生長した株が低温に遭遇しないと花芽分化しないという特性を持ち、栽培期間の長いことが生産拡大の大きな支障となっていたゥしかし、近年低温に遭わなくても開花する四季咲き性の品種（チャンピオンシリーズ）が㈱サカタのタネで育成され、1998年フロロセレクトで金賞を受賞し、高い評価を得た。そこで当場では、本品種は本圃の占有期間が比戟的短く、冬季施設の有効利用を図るのに適していると考え、促成栽培技術について検討したので、その結果について紹介する。