果樹研究最前線: アメダス気象情事陀利用したリンゴ黒星病発生予察情報提供システム

摘要

長野県ではリンゴが約九〇〇〇ha栽培され、全国第二位の生産量を誇り、ブドウ、モモなどとともに、果樹品目の大きな柱となっている。リンゴにおける病害虫の中で、果実に直接被害が発生する黒星病は、果実品質目収量に大きな影響を及ぼす。 薬剤による防除体系も確立されているが、発生予察に基づく防除体系には至っていない。 そこで、AMeDAS気象情報と里首生病発生予察モデルを利用することで、リンゴ黒星病発生予察システムの構築を図り、適期防除の実施にょる高品質な果樹生産につなげる技術の検討を行った。