異色相間の二色配色の感情効果

摘要

色彩感情の観点から、2色配色の配色効果を追究した。合計285異色相配色をトーン配色を考慮して系統的に選んだ。 ファッション関係で使われる6尺度について、これらの配色について、OsgoodのSD法を用いて、46名の女子短大生に配色効果を評価させた。堀田と大山の用いた多重回帰分析法を、5尺度の配色効果の分析に適用した。 全般的に、決定係数は大きく、その回帰式はよく適用された。 配色の評価は、単色の評価に大きく依存した。 刚{和」尺度上で、色相差が少ない明るい色の配色がほぼ高く評価された。色相環のうち、黄、緑、青が他の色相と調和しやすく、赤と橙で調和しにくいことがわかった。 種々のトーン配色のなかでペールトーン同士の配色が最も調和しやすかった。