奨励賞受賞小野正博氏の業績

摘要

近年，分子生物学的研究の進歩によって各種疾患の病態が分子レベルで解明されつつあり，これらの研究の更なる発展とともに，その研究成果を創薬及び疾患の臨床診断·治療に役立てることが現在強く求められている.このような状況下，最近進歩が著しい生体画像工学研究を基盤として，分子レベルの生物学的·分子生物学的なプロセスの空間的·時間的分布をインビボで可視化.解析する「分子ィメ一ジング」が注目されている.