大成水産（有）

摘要

低水温にも強く、冬場も成長しやすく、中国からの天然種苗を10-11月ごろに100-150で導入し、1年で1おサイズまで育てる形で定着していたタイリクスズキ養殖。愛嫒県でも広く取り組まれていたが、ジエリーミートや疾病などの歩留りの悪化や相場下落による採算性の低下により、生産者の導入意欲が低くなり、現在では生産量は大きく減少傾向にある。そのような中、愛媛県八幡浜市の大成水産(有)では、人工種苗を用いたスズキ養殖を行っている。同社は平成4年に金網生簀3台でヒラメ養殖を開始したところから、養殖業に参入。その翌年にはマダイ養殖を始めて、現在は、チリメン漁業，加工とともに、マダイ70万尾規模とスズキ4万尾規模の養殖業を営む、比較的大規模な企業経営となっている。