「ニュー口フォトニクス：神経科学，脳神経外科学におけるレーザー·光応用」特集号によせて

摘要

毎年アメリカ西海岸で開催されるバィオフオトニクスに関する世界最大の国際会議BiOSの論文数は．ここ2年，約1800件に達する．様々なエネルギー源のバィオ·医学応用を考えたとき，光」ほど大きな広がりをみせているものはないのではなかろうか．これは勿論。光·レーザーが有する様々な優れた特徴，すなわち生体に対して侵襲性が低いこと，エネルギーの時間的·空間的制御性が優れていること。非接触応用が可能であること。光ファイバが利用できること等々によるのであろう．そしてこれらが最も威力を発揮しうる対象が，エネルギーの付与に関して特に高い安全性．精密性，選択性が求められる神経系ではないかと思われる．