早稲田大学 理工学術院 （専）理工学部 物質開発工学科 環境材料学研究室 （兼）各務記念材料技術研究所

摘要

本研究室は2000年度に酒井教授の着任とともに新設された。 2005年度は，教授1名，博士課程1名，修士課程14名，学部四年生9名の合計24名の学生からなる。 「常に工学の実践の場で役に立つことを念頭に置きつつ，着実に，事実を認識しながら，普遍的表現を目指して努力する。 将来の社会人，研究者，技術者としての素養が身につくようにする」ことを研究室運営の規範としている。 さらに，「使われてこそ材料」，「使ってこそ技術者」の意識の基に，「材料」と「環境」の相互作用の結果としての材料の腐食に基づく機能劣化，信頼性の低下の機構解明とその防止を主たる研究対象としている。 すなわち，装置，材料の長寿命化の観点から「資源保全」に貢献している。 また，兼任している各務記念材料技術研究所（旧鋳物研究所）は「新技術分野の創出および社会への持続的安全性向上への貢献」を推進している。 現在，興味を持って研究している分野は下記のとおりである。 ①腐食科学の基礎とその防食技術への応用；②微小腐食測定技術とその応用；③生体環境における金属材料の適合性評価とそり応用；④環境·エネルギー分野における腐食；⑤新規苛酷腐食環境の評価と対応材料研究