生産は2期連続で増産も21年度では2年連続で低下

摘要

経済産業省は1～3月期の「産業活動分析」を発表したが、うち「石油·石炭製品工業」をみると、ガソリンなどの増加により生産は2期連続、出荷は3期ぶりの上昇となった。生産は、ナフサが減少したものの、ガソリン、コークス、灯油などが増加したことにより前期比2.3％増と2期連続の上昇となった。なお、21年度の石油·石炭製品工業の生産は、前年度比4.1％減と2年連続の低下となった。出荷は、灯油、軽油などが減少したものの、ガソリン、ナフサ、コークスなどが増加したことにより前期比0.7％増と3期ぶりの上昇となった。内外需別にみると、国内向けはナフサ、ガソリン、軽油などが増加したため前期比0.8％増の上昇となった。輸出向けはコークス、灯油、B.C重油などが増加したため7.1％増の上昇となった。在庫は、灯油、B.C重油、ナフサなどが増加したものの、ガソリン、コークス、軽油などが減少したことにより前期末比2.0％減と4期連続の低下となった。なお、在庫率は前期比0.5％減と4期連続の低下となった。