前期比では0.8％減少出荷も2期ぶりに低下

摘要

経済産業省は、4～6月期の「産業活動分析」を発表した。うち「石油·石炭製品工業」については、ナフサ、軽油などの減少により、生産は3期ぶり、出荷は2期ぶりの低下となった。4～6月期の石油·石炭製品工業の「生産」は、ガソリン、コークスなどが増加したものの、ナフサ、軽油、灯油などが減少したことにより前期比0.8％減と3期ぶりの低下となった。「出荷」は、B·C重油、コークスなどが増加したものの、ナフサ、ガソリン、軽油などが減少したことにより前期比1．1％減と2期ぶりの低下となった。内外需別にみると、国内向けはナフサ、軽油、ガソリンなどが減少したため前期比2.2％減の低下となった。輸出向けは軽油、灯油などが増加したため2.7％増の上昇となった。「在庫」は、軽油、B.C重油、灯油などが減少したものの、ガソリン、ナフサ、コークスなどが増加したことにより前期末比10.7％増と5期ぶりの上昇となった。なお、在庫率は前期比7.3％増と5期ぶりの上昇となった。