リツキシマブ併用化学療法後，長期にわたりFDG-PET偽陽性を示した濾胞性リンパ腫

摘要

今回我々は濾胞性リンパ腫の化学療法後に半年以上18F-Fluorodeoxyglucose positron emission tomography (FDG-PET)偽陽性を認めた症例を経験した。Hodgkin リンパ腫やびまん性大細胞型B細胞リンパ腫でのPET 偽陽性の報告例は多いが，濾胞性リンパ腫ではほとんど なく貴重な症例と思われる。近年rituximabを含む化学 療法後にPET偽陽性の頻度が増加するという報告があ り，治療後の効果判定をする際の注意を喚起する点で重 要と考え，報告する。