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【24h】

微小変化型ネフローゼ症候群を合併した木村氏病の1例

机译:木村病合并微变异性肾病一例

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摘要

木村氏病は頭頸部の皮下組織やリンパ節に好発する原因不明の好酸球性肉芽腫である.木村氏病は高率にネフローゼ症候群を合併することが知られているが,小児での木村氏病とネフローゼ症候群との合併の報告は稀である.症例は13歳の男児.頸部に無痛性の腫瘤が出現したが放置していた.3年後ネフローゼ症候群を発症した.好酸球数増多,IgEの高値を認め,頸部腫瘤の生検にてリンパ濾胞の形成と好酸球の浸潤を認めたため木村氏病と診断した.腎生検では微小変化群であった.プレドニゾロン(PSL)投与によりネフローゼ症候群は速やかに寛解し,頸部腫瘤も縮小した.その後PSLの減量あるいは中止に伴って,頻回にネフローゼ症候群の再発を繰り返した.シクロスポリン(CyA)を併用したところ,頸部腫瘤は縮小し,ネフローゼ症候群の再発なくPSLの減量が可能であった.治療前にIL-4,IL-13が高値を示し, IL-5は正常, IFN-γが低値を示した.CyA開始後IL-13のみが低下した.木村氏病と微小変化型ネフローゼ症候群の合併にはTh2優位のサイトカインバランスが関連しており, CyAはIL-13を抑制することによって,木村氏病と微小変化型ネフローゼ症候群の双方に有効に働く可能性が示唆された.
机译:木村病是一种原因不明的嗜酸性粒细胞肉芽肿,经常发生在头颈部的皮下组织和淋巴结中,木村病与肾病综合征的发病率很高,但多发于儿童。木村病和肾病综合症的并发症报道很少,一个13岁的男孩,脖子上出现了无痛的肿块,却没有得到治疗,三年后,他患上了肾病综合症。诊断为木村病的原因是:球体数目增加,IgE水平高,宫颈肿块活检中可见淋巴滤泡的形成和嗜酸性粒细胞的浸润,肾活检显示为微变型组。泼尼松龙(PSL)可使肾病综合征迅速缓解,宫颈重量也减轻,此后肾病综合征随PSL的减少或停用而频繁复发,当联合使用环孢菌素(CyA)时。宫颈肿块缩小,可以减少PSL剂量而又不复发肾病综合征,治疗前IL-4和IL-13高,IL-5正常,IFN-γ低。 CyA开始后仅IL-13降低,木村病和微变肾病综合征的并发症与Th2主导的细胞因子平衡有关,CyA抑制IL-13,导致木村病。有人认为它可能对疾病和微变异性肾病综合症都有效。

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