VIPROS-3610LS：REPORT VIPROS-3610LSラインの高度化を徹底して推進することにより、同業者から頭一つ抜け出す

摘要

スチールドアなど鋼製建具の設計·製造をメインとする藤建鋼の創業は、1970（昭和45）年。 安藤 陸前社長（1993年に逝去）が長男誕生を機に脱サラして独立したもので、高層マンションなど折からの建築ブームを背景に現在につながる成長を遂げてきた。 加工製品は創業から現在まで鋼製建具一筋。 「鋼製建具一筋に徹する基本的な姿勢はいまでも変わりません。一つの業種を深く掘り下げることによって強い体質の企業にする、という態勢を堅持してきました」（安藤弘子社長。 以下同じ）。 当然、顧客ニーズを先取りできる生産態勢の構築がポイントとなるが、その中心機能となってきたのがNCTラインである。 1980年代の半ばにはNCT加工の24時間体制を確立し、1998（平成10）年には現在の工業団地に進出して新工場を竣工させている。