汎用バス対応コントローラ－SSCNETとポジションボードの特長

摘要

液晶製造装置や半導体製造装置を始め各種装置のコントローラは，パソコンやボードコンピュータシステムを活用した汎用バス対応のコントローラが多く，アプリケーション開発にC言語等の汎用プログラム言語を使用している。 このような用途に適応したコントローラとして，新たに汎用バス規格の位置決めコントローラ（ポジションボード）を開発した。 ポジションボードは，三菱電機のリアルタイムの高速モーションネットワーク（SSCNET）により，従来のパルス列方式では実現困難な次の課題を解決している。 ·高速·高分解能制御の実現·コントローラと各サーボアンプの完全同期制御の実現·省配線，省スペース·コントローラ側でのパラメータの一括管理·容易な絶対位置システムの構築·信頼性の向上また，ポジションボードは，ホストコントローラとのインタフェースに2ポートRAMを使用し，指令データの設定及びステータス取得で容易に位置決め制御ができるようになっている。 さらに，6軸/1チャネル分の基本的な位置決め機能を1個のCPUでモジュール化し，このモジュールを複数組み合わせることで，軸数及び機能の拡張をフレキシブルに実現できるようにした。