単為結果性トマトを利屈した高品質、省力生産による経営改善效果

摘要

輸入野菜の急増等による販売価格の長期低迷に加え、昨今の石油価格の高騰は、わが国のトマト生産に大きな影響を及ぼし、栽培農家の経営状態も急速に深刻化しつつある。 このような厳しい生産環境において、収益性を確保し、国際競争にも対抗できる企業的な経営を実現するには、より一層の低コスト、省力生産技術の導入がますます重要となっている。愛知県農業総合試験場では、トマト栽培の省力化、低コスト化を実現する一手段として、単為結果性トマト品種‘ルネッサンス’を㈱サカタのタネと共同開発した。