地籍調査の歩みと地理情報システム（GIS）構築の取組み

摘要

宍粟郡一宮町は，兵庫県播磨地方の北西に位置（図－1）し，北部には中国山脈の一部を形成する山が連なり，東南部一帯は雪彦、峰山県立自然公園に指定されるなど，1，000m級の山々に囲まれている。これらの山並みを水源とする一級河川揖保川が町の中央を南北に流れ，その支流沿いに耕地が開け，集落が形成されている。 当町の南部には国道甜号，北部を東西に横切る国道429号があり，主要な生活道路としては県，町道に依存している。 町の総面積は213．84km2で，県下では神戸市，篠山市，姫路市に次ぐ広大な面積を有する町である。 昭和31年9月に旧5カ村が合併し，現在の一宮町となっている。 人口は当時をピークに年々減少傾向にある。