ダイズ子実の腐敗粒の多発生要因と抑止策

摘要

ダイズの腐敗粒は子実登熟期の中期以降に台風等で傷ついた英にFusarium やAlternaria属の病原菌が侵入して多発生するが，その後の高温、多雨，さらには長雨による収穫作業の遅れが腐敗粒の発生を助長すると考えられた。 発生の抑止には，アゾキシストロビン剤等の薬剤を散布するとともに，落葉期に可能な限り速やかに収穫、乾燥することが有効な回避策である。