植物から見いだされた新規不凍物質不凍タンパク貫（AFP）とフェノール化合物などとで役割分担か？

摘要

凍結は，植物にとっては生死に関わる深刻な現象である．特に細胞内凍結は，あらゆる植物に致死的な障害をもたらす．そのため寒冷地極地に分布する多くの越冬植物は．細胞内凍結を避けるための様々な戦略を備えている⊥最もよく知られている戦略の－うに，細胞内に糖やアミノ鼓などの親水性物質を首領して細胞質を保護するというものがある．蓄積した物質は，細胞の膜構造を保護するなどの機能とともに，モル凝固点降下による凍結温度の制御という役割が大きいとされている．