カルバぺネ厶系抗菌薬doripenemとアミノグリコシド系 薬剤及びciprofloxacinとのPseudomonas aeruginosa に対するin vitro併用効果

摘要

全国の16医療施設で2004年に臨床分離されたi^ewtfowowos aeruginosa 92株を用い， カルバぺネム系抗菌薬doripenem (DRPM)とアミノグリコシド系薬tobramycin (TOB), amikacin (AMK)，あるいはDRPMとフルォロキノ ロン系薬ciprofloxacin (CPFX)とのin vitro併用効果についてCLSIの推奨する微量液体希釈法に準じたチヱッカーボ—ド法で 検討し，この併用効果を他のカルバぺネム系抗菌薬であるimipenem (IPM), meropenem (MEPM), biapenem (BIPM)とTOB, AMK, CPFXとの併用効果と比較した。DRPMは TOBやAMK, CPFXとの併用により90%以上の臨床分離株において相乗あるいは相加効 果を示した。特に，IPM低感受性及び耐性株に対してDRPMとアミノグリコシド系薬と の併用は，他の力ルバぺネム系抗菌薬との併用時に比べ，強い併用効果を示した。以上， IPM低感受性および耐性株を含むP aeruginosa感染症に対してもDRPMはァミノグリコ シド系薬との併用が有効な選択肢になり得ることが示唆された。