西日本鉄道電気技術管理士会について

摘要

鉄道固有の技術は、従来から職人的なスペシャリストにより、維持継承されてきたが、近年その技術者層も薄くなっており、技術者の育成が急務となってきている。これを受け技術・技能の向上と鉄道技術の社会的認知度を高めるため、平成9年に西日本鉄道電気技術管理士会（以下、管理士金とする)を殻立した。西日本旅客鉄道株式会社、西日本電気システム株式会社及び西日本電気テック株式会社の電気部門では、管理士会で実施している資格認定試験を自己研鑽の教育ツールのひとつと捉え、若手社員への技術継承及び実務能力の向上を目指し、技術者の育成を行っている。本稿では、過去11年の取組み並びに今後の活動について紹介する。