東芝、半導体売却を完了危機脱出も収益力に課題

摘要

東芝は1日、半導体子会社「東芝メモリ」を米投資ファンドが主導する「日米韓連合」に2兆円で売却したと発表した。米原発事業で生じた1兆円超の巨額損失で悪化した財務の改善が狙い。17年9月に売却契約を締結したが、中国での独禁法審査が長期化し手続きが遅れていた。売却益は9700億円。昨年12月には増資も実施しており、財務内容は大幅に改善した。