人工透析室における患者と医療スタッフの熱的快適性に関する研究その11 ：天井放射冷暖房システムをもつ透析室における2016 年夏季実測結果

摘要

夏季実測期間において、(1)空気温度は概ねHEAS 夏季rn基準程度であった。患者エリアはスタッフエリアよりもrn平均空気温度が1.4℃高かった。(2)相対湿度はHEAS 基準rn程度であった。(3)グローブ温度は空気温度と同様な結果rnが見られた。(4)気流速度は概ね静穏気流であった。(5)温rn冷感は患者とスタッフで有意差は見られなかった。(6)寒rnい・暑いと感じる部位について、患者は主に布団から出rnている足・腕・肩が寒いという申告が見られた。(7)放射rn感は患者とスタッフで有意差は見られなかった。患者のrn申告値は0 に近いことから、患者・スタッフにとって天rn井放射パネルは快適と言える。