セーフ・コミュニティ活動における住民の参加実態と支えあいに対する意向: 秩父市におけるセーフ・コミュニティ認証前の市民アンケート調査結果 その１

摘要

近年、我が国では、地域コミュニティの希薄化・限界集落化の進行等に伴い、生活上の安全・安心に対する社会的なニーズが高まってきており、地域内の支えあいの仕組みを構築することの重要性が認識されている。そこで本研究では、地域社会において効果的な「自助・共助」の仕組みを構築する手法を、事故・傷害予防等を通じて安全・安心な地域環境を目指す取り組みである「セーフ・コミュニティ（以下SC とする）」活動を通じて検討するものである。本稿（その１）では、SC 活動への参加実態や自助・共助・公助への意向を報告する。