カルバニオンが配位する臭素架橋Ni（ll）二核錯体の電極反応解析

摘要

カルバニオン配位子tris（2－Pyridylthio）methanide（tptm）は金属イオンと反応し、金属－炭素結合をもつ有機金属錯体を形成する。 軸配位子として単座配位子L＝OH，CH3CN，F～Ⅰを有するこれら銅錯体[Cu（tptm）L］は、有機溶媒中でCu~(III)に相当する1電子還元およびCu~(III/II)の1電子酸化を受けることが電気化学測定によって明らかにされている。