モータ質量を半分に減らすNd-Fe-Bボンド磁石：車載用でフェライト磁石の代替狙う

摘要

愛知製鋼と大同特殊鋼は相次いで高磁力，高耐熱性のNd-Fe-B（ネオジム·鉄·ホウ素）ボンド磁石を開発した。 自動車用のモータなどを狙う。 フェライト石を置き換えればモータの質量の半減につながる。 開発した新ボンド磁石は，両社ともに磁力優先と耐熱性優先の2種類ずつ。 愛知製鋼が開発したのは最大エネルギ積2うMGOe（メガガウス·エルステッド），耐熱温度130℃の「マグファイン25」（図1）と，最大エネルギ積21MGOe，耐熱温度150℃の「マグファイン21H」。 一方，大同特殊鋼が開発したのは最大エネルギ積が22MGOe，耐熱性が100℃の高出力タイプと，最大エネルギ積17MCOe，耐熱性が120℃の高温耐熱型（図2）。