防災情報システムの最近の取組みについて

摘要

JR東日本は会社発足以来、安全を経営のトッププライオリティと位置付け、究極の安全の実現に向けて取組みを進めている。鉄道沿線における気象等の脅威から鉄道運行の安全を確保するため、管轄する全線区で防災情報システム(以降、プレダス)が運用されている。プレダスは中央装置、情報提供装置をはじめとした拠点サーバを中心に、拠点機器室に配置された集約装置、現場のセンサ情報を伝送する端局装置から構成される。本稿では、プレダスの概要や周辺システムとの連携、機能強化や利便性向上の取組みについて述べる。