関西圏都市部の中国自動車道でリニユーアルエ事を実施中

摘要

中国自動車道吹田JCT～宝塚ICは大阪北摂地域から阪神北部地域の市街地を通過する約17 kmの重交通区間であり，大阪万博が開催された1970年に開通後，51年が経過し，橋梁の老朽化が進行している.当該区間は延長の長い連続高架橋が多いことから，橋梁更新工事の実施にあたっては長期間の交通規制による慢性的な渋滞が懸念された.平成30年の新名神高速道路高槻JCT?神戸JCT間の開通により，東西を結ぶ路線のダブルネットワークが形成され，工事中の交通の迂回が可能となったことから，令和2年より並行する中国自動車道の大規模リニューアルエ事に着手している.