真のMPVはセダンである：ホンダシ ビック 2.0GL (HONDA CIVIC 2.0GL)、マツダ アテンザ セダン 20E (MAZDA ATENZA SEDAN 20E)、ニッサン ブルーバード シルフィ 20M (NISSAN BLUEBIRD SYLPHY 20M)

摘要

ミニバン市場の拡大によって、セダンへの向かい風は相変わらず強い……なhて手垢にまみれた表現は、もはや正確ではない。 ミニバンが完全にマーケットに定着したいま、セダンが90年前後のバブル末期あたりまでの隆盛を取り戻すことは不可能に近いといえる。実際、今年4月の販売台数のランキングで20位以内に入っているのは、4タイプのボディをもつ首位のカローラを別格とすると、セダンの絶対王者クラウン（5位）のみ。 ミニバン勢が8台もランクインしているのとは対照的な状況だ。 これほどの凋落ぶりを見ると、いずれセダンは“絶滅危惧種”に指定されてしまうのだろうか？ そhな危機感さえ覚えながら、その存在意義を再確認するために3台の2lセダンを比べてみた。