自動車業界における3次元測定とレーザースキャン技術－3Dスキャナーを使ったシリンダーヘッド燃焼室の容積解析

摘要

今も多くの技術者が、ノギスやマイクロメータ、バイトゲージなどの手動式測定機器を使用し、寸法測定や部品検査を行っている。現場でちょっとしたものを測るには便利なツールだが、複雑な形状の測定は時間がかかり、場合によっては測定が困難であるという課題があった。また、結果が人に依存してしまうため、常に高精度な測定を行うことは難しく、結果の信頼性向上も課題であった。そこで登場したのが、据え置き型の、いわゆる門型タイプの3次元測定機である。据置型3次元測定機を使用すると非常に高精度に測定でき、ある程度従来からの課題を解決できた。