試作サービスを使いこなせ単品から少量生産まで

摘要

様々なシミュレーション技術の進歩によって，実物を試作しなくても検討できることは多くなった。 しかし，試作品による検討の必要性がなくなったわけではない。 逆に，試作回数が少なくなった分，1回1回の試作の重要性は高まっている。 RP（ラビッドプロトタイピング）をはじめとした試作方法は日々進化し，3次元CADの活用など開発プロセスのデジタル化も進hでいる。 このような状況の変化に応じて，開発プロセスへの試作の組み込み方も変わってくるはずだ。特に，試作品の作製を請け負う試作サービスを使いこなすことが開発プロセスの効率化に不可欠と言える。たとえ社内に試作部門を抱えている大企業もこの例外ではない。 試作回数が減少すれば，試作部門だけですべての試作ニーズを満足させることの無駄が大きくなるからだ。