シツクハウス問題を今一度考える

摘要

オイルショック後の省エネ対策として建築物の高機密高断熱化が進み、それに伴って建材等から発生する揮発性有機化合物（VOC）が室内に充満し、居住者が不定愁訴を訴える人が増えてきている。 「シックハウス症候群」自体は、「その家に居ると体調が悪くなり、一方、出ると体調が戻る」という特徴がある。又、学校においても同様の症状を訴える児童、生徒の増加から「シックスクール症候群」という用語も使われている。