セルフSS約5千カ所，比率1割超える

摘要

石油情報センターがこのほどまとめた今年3月未現在（17年度現在）のセルフSS出店状況によると，全国のセルフSS数は4，957カ所となり，12月末から169カ所の増加，17年度トータルでは前年度を172カ所上回る853カ所の増加となった。 長引く原油高騰とガソリン値上がりを背景に，ペースダウンしていたセルフ投資が再び活発化した形。 特に，1～3月の参入数176カ所（撤退が9カ所）は，1～3月期としては過去最高となった。 平成10年4月の解禁以来8年で，セルフSSは当初の限界とみられた5千カ所にはば到達。 セルフ比率も10％台となり，ひとつの区切りを迎えた。 S Sのセルフ化は，フルサービスS Sの減少と相まって今後も長期的に続きそうだ。 一方，元売10牡が集計した6月末の系列セルフS Sの総数は4，530カ所となり，3月末比273カ所の増加。 過去1年で950カ所増え，ピーク時の増え方に近づいてきた。 社有S Sのセルフ化が依然進行するなか，特約店·販売店のセルフSSもこれを上回る勢いで増えており，SSセルフ化が生き残りの重要な選択肢になってきたようだ。