@Hywayの最新事情: 5G·IoT時代に向けての取り組み

摘要

筆者がこの業界に入ったのは、バブルがはじける直前の平成2年であった。本来、学者の道を歩むはずの筆者であったが、ボタンの掛け違いでその約2年後に、とあるデジタル機器メーカーの社長と知り合って、なhとすぐに意気投合し共同でソフトウェア開発専門会社（実質的にそのメーカーの子会社）を設立することになった。今でこそ、AIだのARだの、IT技術がもてはやされている時代となったが、当時（90年代初め頃)、ソフトウェアの価値は実はあまり認められていなかった。「ソフトウェアはおまけみたいなもhだ！」というのは、よく耳にしたメーカーの嘆き声であった。ところが、流石だと思ったが、その社長から、「この先、ソフトウェアの価値が段々認められるようになっていくに間違いない。やはり、「ハードウェア」＋「ソフトウェア」とトータルソリューション提案での事業展開で行かないと駄目だ」と、よくご指導頂いた。ハードウェア機器だけでの事業展開に限界を感じておられたからなのかもしれないが、やはり先見の明を持っていた方であった。あれから、30年近く経って、改めてあの社長から教わった「トータルソリューション」という言葉の意味深さを痛感させられた。