人工知能による「設計仕様×材料仕様×設備仕様」自動開発環境の構築～コイル開発におけるレシピジェネレータ開発事例

摘要

製造業（モノづくり·エンジニアリング）における人工知能の応用として，実験データから予測·判別·分類などを行う予測式（実験式·近似式）を回帰により構築し，その予測式を用いることで，「開発の実験レス化」や「製品や設備の知能化」を行う方法がある。回帰による予測式の構築と言えば，統計·多変量解析の単回帰式·重回帰式·応答曲面法などの統計的回帰手法がある。しかし，多くの要因が複雑に関係し結果が決まるエンジニアリングでは，シンプルな数式構造が前提の統計的回帰手法で構築した予測式では予測誤差が大きく，実用性に乏しい課題があった。