体表点字コミュニケーションを活用するためのタッチデバイスにおけるジェスチャー操作の最適化の考察と実証的検討: 盲ろう者の自律的コミュニケーションを促す筆談通信と体表点字が拓く、ユニバーサル言語としての点字のイノベーション

摘要

人間は、音声言語を用いるようになり、初めて人間になったと言われている。それが何万年前であるかは特定できない。文字言語の起源も定かではないが、紀元前3千年頃、メソポタミアで楔形文字が用いられていたことが起源と言われている。最初期の文字は、粘土板に尖ったもので書き、筆跡が楔の形の溝であった。しかし、これも、誰が、いつ始めたかについては分らない。やがて粘土だけでなく、石、金属、羊皮紙、紙などに書かれるようになった。そしてブラウン管に描かれるようになり、今日のスマートフォンやタブレットの画面に至っている。