TiO2添加が焼成後の不定形耐火物に与える影響調査

摘要

TiO2は焼結助剤としてセラミックスに添加されることがある。耐火物についてもTiO2を添加した研究がされており，TiO2は微量アルカリなど，系内に存在する他の成分と相互作用する液相を形成することによって焼結に影響を与えることで知られている。その結果，焼成後の強度の上見耐食性の向上気孔率の低下，膨張挙動の変化CA6（CaAl12O19）の生成温度の低下，高密度のCaTiAlO8を生成することによる赦密化などといった変化が起きることが報告されている。