聖徳大王神鐘（エミレの鐘） 法隆寺再現釈迦三尊像

摘要

韓国には仕事でよく行くのですが、初めて行った慶州の国立博物館で入館した途端に「鈍い梵鐘音」が聞こえ、前庭に大きな釣り鐘を発見した。説明文には「国宝で、新羅第30代の啓徳王が、父である聖徳王の冥福を祈るために作り始め、36 代恵恭王（ヘゴン）の時（771年）に完成した」と記されていたが、総重量等の細かな表示が無かったのが残念。ただ、説明文には「“過去にも、未来にもない、ただ唯一エミレの鐘があるのみ”と激賛されるほどに、荘重でありなからも清らかな音色を出先音だけではなく外形も流れるような形体感を帯び、世界で最も優れた銅鐘の一つ」と書かれていたが、日本の梵鐘と比較すると肉厚もあり、材質の問題からか余韻が短く感じられた。