本書は,ICRU(InternationalCom-mission on Radiation Units and Mea-SurementS)が,著者Sigmund氏∥身長委員長とするReportCommitteeに依頼した報告書(ICRUReport73,Stop-pingofIonsHeavierthanHelium(Jour-naloftheICRU,Vol.5,No.1,2005))のうちの第3章を前もって出版したものであり,高速の垂イオンが物質申でエネルギーを失っていく過程に関する理論がコンサイスにまとめられている.本研究分野は約100年の歴史を持っが,ヘリウムより市いイオンに対する理論的研究は,Lとして最近のおよそ10年間で急速に発展してきていること,そして,現在は,高速市イオンの利川がかつてのように核物理や原「物理など基礎的学問領域にとどまらず,l匁癖や医学的診断,植物育種,マテリアルの分析や改質といった多方面にわたってきていることを考えると,本書の出版は大変タイムリーなものであるといえる.
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