日本の近代政治史料を探る憲政資料の収集「松下芳男関係文書」を例に

摘要

国立国会図書館では、幕末から現代までの政治家や官僚,軍人の手元にのこされていた手紙や日記、書類といった資料を中心とする「憲政資料」を収集し、東京本館の憲政資料室で公開しています。憲政資料のおもな収集手段は、ご遺族などのご厚意による寄贈や古書店からの購入です。研究者にご遺族との仲介をしていただいて、資料を収集することも多くあります。ここでは、［松下芳男関係文書」の寄贈を受けるまでの様子と公開された資料の内容を簡単にご紹介します。